個別株の上昇・下落はその後も続くのか
Time-Series Momentum in Individual Stocks: Is It There and Where to Look?
Jiali Fang、Wei Hao、Udomsak Wongchoti(2022)『Applied Economics』
ひとことで言うと
市場指数や先物で報告される時系列モメンタムが、個別株でも安定して観測できるかを問い直しますを検証した研究です。
図で読む:この研究は何を比べたか
個別株の上昇・下落はその後も続くのか
過去に上昇した個別株
その後も上昇するかを検証
各銘柄自身の過去リターンの方向
過去に下落した個別株
その後も下落するかを検証
継続性は銘柄群などの条件に左右される
利益への距離
- 観測された差
-
確認された
研究標本内で報告された方向です。
- 取引費用
-
未確認
売買費用を引いた利益は本レコードで未確認です。
- 再現性
-
未確認
独立した別標本での追試は未評価です。
- 日本市場
-
未確認
日本市場での成立は検証していません。
研究で観測された差は、そのまま得られる利益ではありません。4つの関門はそれぞれ独立に読んでください。
この研究を読み解く
何を知りたかったのか
市場指数や先物で報告される時系列モメンタムが、個別株でも安定して観測できるかを問い直します。各銘柄自身の過去リターンを予測変数にし、どの銘柄群なら継続性が見えるのかを切り分けます。
どうやって調べたのか
1927~2017年の米国個別株を用い、過去の自己リターンの符号から将来リターンを検証します。市場全体に対する相対順位を使うクロスセクション型とは区別し、企業規模など銘柄特性別の結果も比較します。
何が分かったのか
個別株全体を一括した時系列モメンタムの証拠は条件に依存し、現象を探す銘柄群の選び方が重要だと示します。市場や先物の結果を、そのまま全個別株へ移せるという単純な結論にはなりません。集計単位が結論を左右します。
この結果をどう読めばよいか
同じ銘柄の過去と将来が関連しても、取引可能な利益が保証されるわけではありません。長期標本内の時期差、極端な銘柄、売買回転、空売りや費用を別に点検する必要があり、日本株での成立も本研究の検証外です。
- 対象市場
- 米国
- 標本期間
- 1927
〜2017 - 対象銘柄群
- 米国個別株。長期データの概略期間
- 観測頻度
- 論文ごとの分析頻度(書誌・抄録では詳細未確認)
- 再現性
- 未評価独立した追試研究との対応は未評価。
- 日本市場での有効性
- 未評価日本市場への適用可能性は本レコードでは評価していない。
観測結果
主要な観測結果
個別株の時系列モメンタムがどの銘柄群や条件で観測されるかを再検討する。。
効果量未掲載(not_reported)
効果量は一次資料の表・定義まで検収していないため未収録。
効果量は原典の掲載値です。当サイトが再計算したものではなく、将来のリターンを示すものでもありません。
限界
原典の設計上、この結果をそのまま一般化できない条件です。
原典と利用条件
- 出版社ページ(DOI)https://doi.org/10.1080/00036846.2021.1983151